病弱な娘のために幾度も引越しをしてきました。成長に伴って環境を変える事が家族の絆を深め本人の力にもなりました。

引越しに伴う家族の新たな生活について

繰り返す引越しで確信できる家族の絆

我が家は引越しの多い家庭です。最初の理由は娘が病弱で専門の医療機関に近い所が良いと判断したからです。入退院を繰り返すので、付き添う時間に生活のほとんどが費やされます。上の子供が学校から帰ってから私が病院から帰るまでの時間を、一人にしておくのは心配でした。なので一度は家に戻って夕食の支度をしながら上の子と話をしたりしてコミュニケーションを取って、それからまた病院に戻るのが日常でした。やがて病弱だった娘が小学校に上がる時、学校に近く通学に体力を使わなくて済む家に引越ししました。幸い上の子の学校も近かったし、医療機関も近かったので迷う事無く引越しは決定しました。引越しの準備はいつも大変ですが、家族が一緒にいられる事、娘が元気で通学できる事が何よりの喜びでした。

やがて娘も思春期を迎えます。相変わらず病弱で、1年のうちの半年を医療機関の中にある院内学級で勉強する事になっていました。本来の学校でも楽しく過ごしていたのですが、病弱な体質を理解してもらえない場面も多く悩んでいるようでした。ちょうど中学に入る前にも入院していましたので、どうせ環境が変わるのなら一から変わった方が良いのではないかと言う提案があり、主人の実家がある田舎の家に引っ越しすることになりました。本人も納得していましたし、私達家族も空気も良い所だし、少し不便になるけれどそれが良いと思いました。医療機関からは少し遠くなりましたが、私が車で定期的に通院させる事で解決しました。上の子の学校がかなり遠くなりますので、私の実家に住んで通う事になり、離れて暮らすことになりましたが家族である事には変わりありません。中学に入っても体力的にどうしてもついていけず、やはり入退院を繰り返す生活は変わりませんでした。でも負けたくないという気力が付いてきて、高校入試の前日まで病室で受験勉強して、当日は保健室で入試をさせてもらいました。院内学級の先生方にサポートしてもらいながら、9時には消灯する病室での受験勉強は本当に大変でしたが、見事合格できました。途中、子供のためとはいえ、何度も環境を変えてきた事が本当に良かったのかと迷う時もありましたが、院内学級の先生の言葉が私を勇気づけてくれました。「今まで子供さんのために何度も引越しをして、努力されてきた事を子供さんはちゃんと理解していますよ。自分のために家族が懸命にサポートしてきてくれた事に感謝しているからこそ、今必死で勉強しているんです。彼女のエネルギーはそこからきてるんです。」と。その子も今年で高3になります。来年の大学受験に向けて、私も今まで通り頑張って支えていこうと思います。

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